さばのへしこ

福井県

伝統的郷土料理

ご飯のお供にピッタリの鯖のぬか漬け

さばのへしこ

へしこは魚のぬか漬けのことで、若狭地方の伝統料理。春にさばがとれた時につくり、秋の終わり頃に取り出して食べる。この地域は、魚を食べないとご飯を食べた気のしない人が多いので、冬で漁がない時などに焼いて食べる。
焼くとぬかの焦げるにおいが香ばしく、ご飯がすすむ。田烏、矢代などの浜のひと(女)たいが、魚のとれた時に大八車等に積んで持ってきて漬込んでくれる。

郷土料理レシピ

  • 春さば150尾
  • 八貫目
  • ぬか二斗
1.
さばを背開きにして内蔵をきれいにして水洗いする。
塩がよくきくように、目の玉も突いておく。
2.
背を下にして樽に並べ、塩の半分を使って一週間ほど仮漬けする。
この時に出てくる塩汁は使うので、捨てずにとっておく。
3.
約一週間後、本漬けする。
さばの腹に塩と米ぬかを詰めて桶に並べる。塩とぬかをふりかけて漬ける。
すべて漬け終わったら一面にぬかをふってから、表面を閉じるように塩をふりかける。
4.
編みわらを桶の内回りに置いて押しぶたをし、少なくとも10貫以上の重しをのせ、塩漬けした時にできた塩汁を、桶の中へ入れる。

資料提供 : 福井県 農林水産部 食料産業振興課

漬物

郷土料理

  • どて焼き

    大阪府

    串焼きと並ぶ新世界の名物はクセになる美味しさ

    どて焼き

  • 鉄鉢料理

    京都府

    托鉢の僧が使ったまるい鉢を模して、禅の心を伝える精進料理

    鉄鉢料理

  • 鰺の押し寿司

    徳島県

    縁起物の鰺をつかった押し寿司

    鰺の押し寿司

  • はもすき

    兵庫県

    玉ねぎの甘みとハモの旨味溢れるだし汁が見事に調和

    はもすき

魚介

TOPに戻る