兵庫県
縄文時代から食べられていた?狩猟のご褒美「猪肉料理」
ぼたん鍋(兵庫県)
兵庫県丹波篠山地方は冬を迎えると猪の狩猟が盛んに行われる。夜明けになると猟師達が山を巡り、その日に仕留めた獲物を町に持ち帰る。猪肉(ししにく)食文化のなかで代表的な料理がぼたん鍋である。大皿に猪肉を盛り付けた様子が牡丹の花を思わせることからその名が名付けられたと言われる。薄切りの猪肉を白菜やにんじん、ごぼう、きのこなどの野菜とともに煮込んで食す。もとは明治期の軍隊食、味噌仕立ての猪鍋がルーツとされ、現在も篠山市には数多くの専門店が存在する。
資料提供 : ぐるたび