大分県
刺身の切れ端におからをまぶした倹約料理
きらすまめし
名前の由来は、刺身にきらず(おから)をまめした(まぶした)ことから。「おからまめし」や「おからまぶし」と呼ぶ人もいる。
臼杵地方では、祇園祭の時、おからに魚の身をまぶした料理を作るのが旧藩時代からの習慣であった。
臼杵藩は深刻な財政難に陥ることが多く、その度に倹約令をだして、食ベ物も細かく規制をした。きらすまめしは刺身の切れ端を使い、安価なおからでかさ増しした倹約料理だが、栄養価も高く、おいしい。
分量 : 5人前
- 魚(ぶり、しび、かつお、さば、はまち等)200g
- おから150g
- しょうゆ魚がひたる程度
- 砂糖少々
- ねぎ又は春菊20g
- かぼす適量
- 1.
- 魚は3枚におろし、刺身程度の大きさに切り、しょうゆの中に30分ひたしておく。
- 2.
- おからを粘りがでるまで良く混ぜ、魚とみじん切りにしたねぎ又は春菊を加えて混ぜ合わせる。
※食べる直前に混ぜるのがコツ。 - 3.
- かぼすをかけて食べる。
資料提供 : 〜伝えたい〜おおいた ふるさとの味 /次代に残したい郷土料理