山形県
とろり、あつあつ、ほかほかの納豆汁
納豆汁
煮た大豆をわらつと(わらで作った筒)に詰め、こたつのわきなど暖かい所に一~二昼夜おいておくと納豆になる。かつては家庭で作られていた。この納豆をすってみそ汁に溶かし入れ、とろみをつけた納豆汁は、体をほかほか温めてくれる。具は豆腐、油揚げ、コンニャク、キノコや山菜などだが、欠かせないのが里芋の茎を干してつくった「いもがら」だ。
分量 : 4人前
- 納豆1包
- 豆腐1/2丁
- いもがら2本
- 油揚げ2枚
- コンニャク1/2枚
- キノコ適量
- 山菜適量
- ダシ汁5カップ
- 味噌大さじ5
- ネギ10cm
- セリ少々
- 1.
- 納豆はすり鉢でよくする。
- 2.
- 豆腐、油揚げ、コンニャク、いもがらは1cmのさいの目切りにする。
- 3.
- 鍋にダシ汁を入れ、いもがらを煮る。
- 4.
- いもがらが柔らかくなったらコンニャク、油揚げ、山菜などの具を入れる。
- 5.
- 最後に豆腐を入れ、味噌で味付けをする。味味噌はほんの少し濃い目にする。
- 6.
- 火を止め、すった納豆を溶かし入れる。
- 7.
- 煮立ててないように火にかけ、沸騰直前に火を止める。
- 8.
- 刻みネギ、セリを添えて、あつあつを食べる。
●納豆を入れてからは沸騰をさせないこと。
●最上地域では、最後に煮立てて作り、温め直したものが美味とされている。
資料提供 : ふるさと郷土料理探訪