青森県
アツアツのじゃがいも餅がほっとする郷土汁
いものおづけばっと
ネギ、しいたけ、ごぼう、白菜、豚肉が入った味噌味に仕立てた汁に、ジャガイモをすり潰し片栗粉を混ぜた餅をちぎりながら入れていく料理。「やませ」と呼ばれるオホーツク海気団より吹く冷たく湿った風のために、下北半島では米が育ちにくく、ご飯代わりになるいもが重宝された。その歴史の中でうまれたのがいもを餅代わりにして食べる調理法。出汁の味がしみこんだいもの餅は、熱いうちに食べた方がコシが残ってておいしいということだ。
資料提供 : ぐるたび