熊本県
江戸時代から続く伝統の味を堪能あれ!
からしれんこん
加藤清正が熊本城の外堀に非常食として栽培していた蓮根の穴に和辛子粉を混ぜた麦味噌を詰め、麦粉・空豆粉・卵の黄身の衣をつけて菜種油で揚げたものを忠利に献上し、蓮根を輪切りにした断面が細川家の家紋(九曜紋)と似ていたことから門外不出の料理とされていたという伝承がある。蓮根は増血剤として優れている上に辛子には食欲増進作用があり、一般家庭でも作られ熊本名物の一つになった。
- 生蓮根1kg
- 酢少々
- 麦味噌300g
- 和辛子(粉)20~30g
- 砂糖大さじ1
- 小麦粉500g
- くちなしの実2~3個
- 水300g
- 1.
- 蓮根はきれいに水洗いし、皮をむかずに熱湯の中に酢を入れて、煮すぎないように茹でる。ザルにあげ水を切る。
- 2.
- 辛子をたて、味噌と砂糖少々(隠し味程度)をよくすり合わせ辛子味噌を作る。
- 3.
- 茹でた蓮根に辛子味噌を詰め、5~6時間そのままザルに立てかけておく。
- 4.
- くちなしの実は皮を取り、水に浸し黄色水を作っておく。
- 5.
- 小麦粉に「4」の水を混ぜながら色を調整し、固めの衣を作る。
- 6.
- 蓮根の両端に出ている味噌を取り除き乾いた布巾又はタオルペーパーできれいにふき取る。
- 7.
- 蓮根を竹串に刺し、「5」の衣に蓮根をまぶし深めの鍋にたっぷり油を入れて揚げる。(油の温度180℃)
※小麦粉にそら豆の粉を入れると衣が固くならない。
資料提供 : (レシピ・写真)熊本県 農林水産部 むらづくり課