岐阜県
子供心に残る「おふくろの味」の代表格
みょうがぼち
みょうがぼち(茗荷餅)とは、岐阜県美濃地方中西部から西部にかけて初夏に見られる、郷土菓子の一つ。みょうがの葉のある六月から十月までの間に作られるが、香りは早い時期の方がよい。農閑期の時期に収穫のある小麦、そら豆等初物でつくり、収穫をよろこびあった。
- 小麦粉500g
- 塩少々
- 水5カップ
- そら豆1.2Kg
- 砂糖1.0Kg
- 重曹20g
- 塩少々
- みょうがの葉10枚
- 1.
- そら豆は洗ってから水から煮る。沸騰してきたら重曹を入れる。
- 2.
- 煮上がったらそら豆をザルにとり、水にさらしながら皮を除く。
- 3.
- 前述の手順まで行ったそら豆をきれいに洗って、ナベに入れ、ひたひたに水を入れて煮る。柔らかくなったら砂糖を一度に入れ、焦げつかせないようにかき回し手早く練り上げる。最後に塩を入れ、味を整える。
- 4.
- まな板の上に小麦粉(とり粉)をしき、練り上げた小麦粉をとり、とり粉をとり、とり粉をまぶし適当に伸ばしておく。
- 5.
- あんを3㎝位のだ円形に作っておき、皮はあんよりやや大きめに丸めてちぎり、真中はあつめに、まわりをうすめに伸ばしてあんを巻く。
- 6.
- みょうがの葉はよく洗って前述の手順まで行った材料に葉先の方から巻き、蒸し器につかないように一例に並べ、3~4分間蒸す。
資料提供 : 岐阜県 農政部 農産物流通課