三重県
やせて脂の少ないサンマを使った、東紀州に伝わる味
サンマ寿司
東紀州に伝わる郷土料理“さんま寿司”。この地域でとれるサンマは、脂が少ないため、寿司や干物に適しているという。サンマは頭を落とし内蔵をとってから三枚におろし、塩をして、ゆずの輪切りを入れた酢に漬ける。漬け時間は40分ほどで、漬けすぎないのがポイント。その後、一昼夜寝かせたものをシャリ、からしとともに巻いて出来上がる。ほど良い酸味とサンマの旨みが口中に広がり、さっぱりとした後味で、ついつい箸がすすむ品だ。
資料提供 : ぐるたび