![かしわのすき焼き](http://kyoudo-ryouri.com/wp-content/uploads/2014/09/kashiwanosukiyaki_nara_p_1-400x360.jpg)
奈良県
![伝統的郷土料理](http://kyoudo-ryouri.com/wp-content/themes/kyodo2/img/icon-kyodo.png)
天神様の冥福を祈って、守護物の牛の代わりに鶏を入れたすき焼き
かしわのすき焼き
奈良では、月の中旬、天神さま(菅原道真公)の冥福を祈るために、天満宮の宮さんに氏子総代が参列し、神主さんによる祭儀が秋祭りとしておこなわれる。天神さんの守護物が牛であるため、牛肉のかわりに鶏をつぶして「かしわ(鶏肉)のすき焼き」をつくり、親戚などに振る舞っていた。奈良では、お祝いなどのときには、「かしわのすき焼き」が食卓にのぼるごちそうだった。「かしわのすき焼き」は、牛肉の代わりの鶏肉の他に、菜っぱや松茸を入れる。松茸の香りや肉の味が菜にしみておいしい。
資料提供 : ぐるたび