高知県
チーズのような食感。昔ながらの常備食
豆腐の梅酢漬け
豆腐の梅酢漬けは、冷蔵庫のない時代の常備食だった。塩分が高いので、薄く切って食べる。 津野山地区農漁村女性グループ研究会が主催で、平成14年に行われた、地域農産物を使った加工品の開発を目的にした「第1回つのやま加工品コンクール」において、そのチーズのような食感と若い人にも親しみやすいネーミング「津野山チーズ」として出品し、優秀賞を受賞し好評だった。
分量 : 1人前
- 木綿豆腐1丁
- 梅酢5カップ
- 1.
- 木綿豆腐を1/4の厚さに切り、新聞紙の上に木綿布を敷いて豆腐を置き、その上に布、新聞紙をのせてはさみ、これを繰り返して重ね、まな板で重石をし、1~2時間置いて水気を切る。
- 2.
- 豆腐の両面を炭火で焼く。表面がきつね色になるように何度も上下を返しながら焼く。
- 3.
- 2.を梅酢に1週間~10日間漬け込む。
※保存食のため塩分が高く、1人分は少量となるので、20人分程度だと思います。
※梅酢の塩梅は、梅に対して塩が20%。
コツは焼き方で、表面を焦がさないように気を付けて、何度もひっくり返して焼くこと。焦げると仕上がりの色が黒くなるので、焦げないようにする。上手にきつね色に焼けると、梅酢に漬けたときに、鮮やかなピンク色がでます。
資料提供 : おいしい風土こうち