栃木県
お正月の縁起物
耳うどん
佐野市(旧葛生町)の仙波地区の正月料理。耳うどんを食べると、一年中悪いことが聞こえないですむと言われている。干して保存したり、ゆでたものを水に入れ、冷蔵庫で数日は保存ができる。
分量 : 4人前
- 小麦粉(中力粉)500g
- ぬるま湯(30℃)200〜220ml
- 塩大さじ1/2
- 打ち粉少々
[ 耳うどんの汁 ]
- 水1ℓ
- しいたけ100g
- にんじん120g
- 鶏肉100g
- 青菜50g
- かまぼこ50g
- ねぎ50g
- だし用かつおぶし30〜50g
- しょうゆ大さじ5
- みりん大さじ5
- 塩小さじ1
- 1.
- だし汁をつくっておく。
水が沸騰したら、かつお節を入れ軽くひと煮立ちさせ火をとめ、だしのアクをとり、しばらくしてから布巾でこす。 - 2.
- ぬるま湯に、塩を入れよく溶かす。
- 3.
- 小麦粉は一度ふるいにかけ大きめのボールに入れる。
- 4.
- ①の塩水を少しずつ加え、粉がパラパラになるように手でかき混ぜる。全体がまとまって来たら、よくこね一時間くらいねかす。(生地)
- 5.
- めん板に生地をのせ、めん棒を使い薄く延ばす。(打ち粉は、つかない程度に使う)
- 6.
- うすく延ばせたら、6×4cmのマッチ箱の大きさに切る。
- 7.
- 横半分に折り、シャツの襟状に折る。
- 8.
- たっぷりの湯で10分程ゆで水にさらしざるにあげる。
- 9.
- しいたけ、にんじんはせん切り、鶏肉は小さめに切る。
- 10.
- 青菜はゆでて3cmに切る。
- 11.
- かまぼこはうす切り。
- 12.
- ねぎは薬味用に小口切り。
- 13.
- だし汁が沸騰したら鶏肉、にんじん、しいたけを煮る。
- 14.
- 柔らかくなったら、しょうゆ、みりん、塩で味を整え、耳うどんを入れて、さっと煮る。
- 15.
- 器に盛り、上に青菜、かまぼこ、ねぎを飾る。
※汁の具は好みで良い。
資料提供 : 「子や孫に伝えたい郷土の料理とちぎ」発行栃木県農業者懇談会