鳥取県
豆腐・山菜を炊き込んだ冬至の頃に作られる郷土料理のひとつ
豆腐めし
豆腐めしとは、冬至の前後に作られる家庭料理で、乾煎りした豆腐・山菜を炊き込み飯にしたもの。どんどろけめしとも呼ばれ、豆腐を炒める時の音が雷に似るため名が付いた。豆腐めしは、元来、葬儀の賄いをした女性たちが、賄いが終わった後で食べていたものがその起こりだという。もとは、豆腐に大根や菜っぱを加えただけの簡素なものだったが、しだいに具を増やして山菜を豊富に使ったものになり、今では島根の郷土料理にもなっている。
資料提供 : ぐるたび