富山県
縄文時代から食されたと言われる栃の実を使用した
とちもち
昔お米がほとんどとれなかった山村などで発達したお菓子。灰汁抜きした栃の実(トチノキの実)を、もち米と一緒に蒸して餅にしたもの。栃の実はアクがとても強く初心者にはとても難しいが、その分風味は豊かでとても美味しい。
分量 : 4人前
- もち米1升
- とちの実(とちの実は皮を除去してアクを出したもの)650g
- 小豆あん適宜
- 1.
- 乾燥したとちの実を一晩水に浸す。
- 2.
- (1)を煮て、沸騰直前で火を止め、ぬるま湯の中で皮をむく。道具として、千枚通しや金槌を使う。
- 3.
- アクを出すため流水で1週間さらす。
- 4.
- (3)を1時間、たっぷりのお湯で煮た後、とちの実と同じ量の木灰を入れて一晩浸しておく。
- 5.
- とちの実をきれいに洗い、残っている渋皮をとり、もち米と一緒に蒸す。
- 6.
- 臼と杵でつき、のしもちにしたり小豆あんを入れて丸めて形を整える。
資料提供 : 越中とやま 食の王国