岩手県
寒い冬にピッタリのもてなし料理
けいらん(岩手県)
鶏卵の形のお団子をお椀に入れ、熱いゆで汁を注いだもの。
冬の寒さを吹き飛ばす遠野の郷土料理。
小正月や来客のもてなしに供される。
分量 : 4人前
- もち粉140g
- 熱湯100cc
- 打ち粉(もち粉)少々
[ こしあん ]
- 小豆42g強
- ザラメ62g強
- 塩1g強
- 1.
- (皮をつくる)
もち粉に少しずつ熱湯をそそぎ、耳たぶくらいのかたさにこねる。 - 2.
- (あんこをつくる)
小豆は洗って、一晩、水につける。 - 3.
- つけた水ごと鍋に入れて煮る。
沸騰後10分ぐらい加熱して火を止め、自然に冷ます。 - 4.
- 小豆が浸る程度に水を加え、火にかける。
これを3回くりかえし、小豆が指でつぶれるまで煮る。 - 5.
- ザルでこし、ザルにのこった小豆を捨てる。ザルの下の液体をつかう。
さらに木綿袋で水をよく絞り、きめの細かいあんこをつくる。
水を入れながらこすと、こしやすい。 - 6.
- 5.を鍋にいれ、ザラメを加えて火にかけ、よく煮詰める。
ザラメは3回ぐらいに分けて入れると煮詰める時に、飛び跳ねにくい。
角がたつくらいにかたくなったら、塩をいれて、鍋の底からよくかき混ぜる。 - 7.
- (仕上げる)
あんこを2cmくらいの大きさに丸める。皮は12等分にする。 - 8.
- 手のひらに皮を1つとり、打ち粉を外側につけて、平にのばす。
あんこを入れて、うずらの卵くらいの形につつんで、口をしっかり閉じる。 - 9.
- 沸騰したお湯に入れ、弱火で3分煮る。
上に浮いてきたらすくって、ゆで汁と一緒にお椀に盛る。
資料提供 : 岩手県 農林水産部 農業普及技術課