沖縄県
祝い事には欠かせない沖縄の伝統料理
中身の吸物
「中身の吸物」は沖縄の方言でナカミヌウシームンといい「中身汁」または「中味汁」とも呼ばれる伝統料理。中身とはずばり、豚の内臓のこと。豚の胃や腸をカツオの出汁に煮込み、醤油と塩で仕上げる。古くは臭みをとるのに大変な手間と労力がかかったが、今では下処理した「中身」が店に並ぶ。上品な器に盛り、慶事や正月などに縁起料理としても振舞われる。あっさりとしたすまし汁で、しょうがやねぎを薬味にする。栄養が豊富な「中身」は短冊状に切り、独特の食感も楽しめる。具を沖縄そばにのせた「中身そば」もある。
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- 中身(豚の大腸、小腸、胃袋など)300g
- 干ししいたけ3枚
- 豚肉50g
- こんにゃく50g
- 豚だし2 1/2カップ
- 鰹だし2 1/2カップ
- 塩小さじ2
- しょうゆ小さじ1
- おろし生姜5g
- 1.
- 中身は塩でもんでぬめりを取ってよく洗う。 さらに小麦粉でもみ洗いを2~3回くり返す(洗いながら脂を取り除く)。
- 2.
- 別鍋に中身とたっぷりの水(あればおからを加えると臭みがとれて白く仕上がる)を入れて約3時間くらい柔らかくなるまで中火で煮る(途中で2~3回ゆでこぼしをしながら洗う)。
- 3.
- 下処理を行った中身は長さ5~6㎝位の短冊に切る。
- 4.
- しいたけ、豚肉はせん切りにし、こんにゃくは短冊切りにする。
- 5.
- 鍋にだしを煮立て、材料を加え塩、しょうゆで味をつけます。 仕上げにおろし生姜を加える。
資料提供 : 沖縄県 農林水産部流通・加工推進課
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