岩手県
ひなまつりに子供たちに配ったお菓子
ひなまんじゅう
「はなまんじゅう」「花だんご」とも呼ばれ、花巻地方ではひな祭りには「きりせんしょ」とともに供える。
花巻市大迫町はかつて宿場町として栄え、江戸時代から受け継がれた貴重な雛人形が多くあった。ひな祭りには、子供たちが「お雛さん、おみせってくんなんせ」と言って家々の雛人形を見て歩き、お雛様を拝んでは、ひなまんじゅうをもらう風習があった。当時は、子供や親戚に配るため、各家庭で多くのひなまんじゅうをつくった。
分量 : 4人前
- うるち米粉3カップ
- もち米粉1カップ
- 熱湯500ml
- さとう大さじ2
- こしあん900g
- 片栗粉適量
- 食紅適量
- 1.
- ボウルにうるち粉ともち粉を入れ、よく混ぜておく
- 2.
- 1.に熱湯を加えて箸で混ぜ、大きな固まりをほぐすように混ぜる。
この時、熱湯を一度に加えず、生地の様子をみながら、熱湯の量を加減し、生地がおから状になる程度にする。 - 3.
- ぬれ布巾をかけて、人肌程度に冷めるまで生地を休ませる。時間がある時には一晩休ませておく。
- 4.
- 3.の生地をこねる。生地にツヤだ出てまとまるまで丁寧にこねる。
- 5.
- 生地を直径10cm前後のまんじゅう型にまるめ、中心に穴を開けてドーナツ状にし、たっぷりの湯でゆでる。
- 6.
- 15分程度ゆで、生地が浮き上がってきたら冷水にとり、冷やす。
- 7.
- 生地が人肌程度に冷めたら冷水から取り出し、砂糖を加えてもう一度生地をこねて、ひとまとめにする。
生地にツヤが出るまで充分にこねる。この時に生地がかたい場合は手水をつけてこねることでかたさを調節する。 - 8.
- まな板の上に片栗粉をまぶし、生地をのせて40g前後に分ける。
この際に残っている生地を乾かないように、ビニール袋に入れる。
※色づけする場合は、生地に少量の食紅を混ぜたものを、さらに別の生地で包んでぼかすことで適度な色合いになる。 - 9.
- 生地であんを包み、形をつくる。
花や果物などの木型に入れて成形する場合は、木型に片栗粉をうすくまぶし、あんが出ないように押しつける。
木型がない場合は、小さなヘラや箸などを使い、花形に成形する。
資料提供 : 岩手県 農林水産部 農業技術普及課
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