秋田県
冬の保存食として作られてきた、秋田を代表する食材の一つ
はたはた寿司
厳寒の日本海の荒波が育む名物はたはたは、秋田音頭の歌詞にも登場しているほど、秋田を代表的食材。そのはたはたを使った寿司の一種がはたはた寿司。はたはた漬けと言う場合もある。そのルーツは古く、元禄年間(1688〜1704年)の出版物『日本諸国名物尽』にも紹介されている。作り方は塩漬けのはたはたを塩出しした後、麹を混ぜたご飯・カブやニンジンなどの野菜・昆布などとともに桶に詰めて漬け込んで出来上がり。地元の農家では冬の保存食の一つとして作られてきたが、現在は通年にわたり各店で買うことができる。
資料提供 : ぐるたび