Tochigi
食感や風味が楽しめる家庭の健康食
手づくりこんにゃく
栃木県では、こんにゃくいもの生産が盛んで、生玉のできる秋から春にかけては、手作りのこんにゃくを作る。こんにゃくは、冠婚葬祭の料理には欠かせないもので、昔から、胃の砂おろしと言われ、健康面での評価が高い食品である。
for 4 persons
- こんにゃく生玉500g
[ 灰汁 ]
- 消石灰 4〜5g(生玉の0.8〜1%)
- ぬるま湯 100〜200㎖
- 水2〜2.5ℓ
- 1.
- こんにゃくの生玉の皮を、おとすようによく洗い、芽をえぐりとる。
※生玉を素手で扱うと、かゆくなるので、手袋をつける。 - 2.
- 水2ℓの中に、生玉をすりおろし約1時間放置する。(水のなかにおろし金をつけながらすること)
- 3.
- うわ水を捨て、鍋に入れて火にかけ、半透明になるまで撹拌し、火からおろし、60〜70℃に冷ます。
- 4.
- 消石灰とぬるま湯で灰汁(アク)をつくる。
- 5.
- ③をよく撹拌しながら、④の灰汁を加え、全体がまとまってくるまで手早くねる。
- 6.
- バットに流し、型をつくり、20分程放置する。
- 7.
- 適当な大きさに切り、熱湯で20〜30分ゆでる。
- 8.
- 冷水に浸して灰汁をぬく。2〜3回水を取り替える。
※灰汁がとれたらうすく切りさしみにする。
※②をミキサーを使ってすりおろしても良い。
Information provided by : 「子や孫に伝えたい郷土の料理とちぎ」発行栃木県農業者懇談会