大分県
大きな鯛を大皿に盛りつけたおめでたい料理
鯛麺
鯛はつがいになったら巣を決めて一緒に住み、決して離れないといわれていることから、婚礼の席に出される鯛めんには、離婚しないという願いが込められている。加えて、姫島地域では婚礼が両家初めての“対面”であるということ、長い麺で両家の末永い付き合いを願うという意味合いもある。
婚礼に限らず、「初のぼり」「初びな」の子供の初節句や、漁師が新しい船を進水させる「ふなおろし」など、様々なお祝いの席で振る舞われる。
- 鯛1尾
- 地粉500g
- 薄力粉500g
- 水500cc
- 乾燥茸適宜
- 昆布適宜
- 酒適量
- 塩適量
- 濃口しょうゆ適量
- 薄口醤油適量
- 1.
- 大鍋に乾燥茸と昆布で、だしをとり、調味料で味をととのえる。
- 2.
- 鯛の鱗と内蔵をとり、塩をして少しおく。
- 3.
- 鯛にさらしをかぶせて熱湯をかけ、霜降りにする。
- 4.
- 身が崩れないように鯛をさらしにくるんで、だし汁にそっと入れ、火が通るまで煮る。
- 5.
- 地粉と薄力粉を半々に混ぜ、水を少しずつ加えながら、よくこねる。
4つか5つに分けて、製麺機にかける。 - 6.
- 最初、製麺機にかけるのは練るため。
出てきた生地を折りたたんで、何度も製麺機にかける。 - 7.
- 4〜5回かけると、なめらかになる。
これを適当な長さに切る。 - 8.
- 生地を製麺機にかけて細めの麺に切る。
- 9.
- たっぷりのお湯でゆで、ふきあがったら差し水をする。
1本食べてみて、ゆであがりを確認する。 - 10.
- ゆであがった麺を流水でよく洗い、一人分ずつまとめる。
- 11.
- 煮上がった鯛を鍋から取り出し、身を崩さないように大皿に盛りつける。
- 12.
- 鯛を取り出した後の煮汁の味を濃いめにととのえ、うどんを入れて煮込む。
鯛のうまみをしみ込ませる。 - 13.
- 鯛をもった皿に麺も盛りつけて、だし汁をかけたら完成。
※お披露目した後は、お椀に麺を入れ、鯛の身をのせて、だし汁をかける。薬味なしでもおいしい。
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