大分県
親鸞聖人をしのんでつくられた小豆の煮物
いとこ煮
親鸞聖人のご遺徳をしのぶ「おとりこし」という法要の時に必ずつくる料理。
この時期にとれる根菜類に、親鸞聖人の好物だったと言われる小豆を組み合わせた煮物で、小豆と根菜類の相性がよいことから、いとこ煮と呼ばれるようになった。
おとりこしは浄土真宗の法要で、11月に入ると、お寺さんを呼んで先祖の供養もかねて、お経をあげてもらい、一緒に食事をする。
分量 : 4人前
- もち米3カップ
- 小豆1/2カップ
- 里芋400g
- 大根200g
- 水3カップ
- 塩少々
- 1.
- もち米をといでザルにあげておく。
- 2.
- 小豆を固めに茹でる。
- 3.
- 大根の皮をむき、1cm角くらいのサイコロ状に切って、下茹でする。
- 4.
- 里芋を大根より大きめのサイコロ状に切り、水で洗ってぬめりをとる。
ぬめりをとったらザルにあげておく。 - 5.
- もち米を炊飯器に入れる。
小豆と水と塩を加える。
大根と里芋をのせて、普通に炊く。 - 6.
- 炊きあがったら少し蒸らして、さっくりと混ぜる。
資料提供 : 次代に残したい郷土料理