きりせんしょ

岩手県

伝統的郷土料理

人寄せにも使われる、クルミ入りのお菓子

きりせんしょ

米粉の生地に、クルミの入った昔ながらのお菓子。
花巻では、3月3日のひな祭りには花巻人形を飾り、きりせんしょをお供えする習わしがある。また、人寄せやこびる(昼ご飯前に一服することを小昼という)時の郷土料理として伝えられてきた。
地域や家庭によって、作り方や味付け、形も様々。

郷土料理レシピ

  • うるち米粉500g
  • ザラメ250g
  • 濃口醤油100cc
  • サラダ油大さじ1.5
  • クルミ50g
  • 黒ごま大さじ1.5
  • 650cc
1.
厚手の鍋に、分量の水、ザラメ、しょうゆを入れて、かき混ぜながら加熱する。
沸騰直前にサラダ油を入れ、沸騰させる。
2.
沸騰している中に、粉を一気にいれ、木べらでところどころに穴を開けながら、火力を弱めないで3分以上煮る。
粉の煮えた様子を見ながら、火を止めずに手早くかき混ぜて、火を止める。白い粉がなくなるようにかき混ぜる。
3.
クルミと黒ごまを加え、ぬれ布巾をかけて一晩ねかせる。
4.
充分ねかせた生地を、ギュッギュッと力を入れて、ちぎれるようになるまでこねる。(方言では「しとねる」)
生地をこねると粘りがでてくるが、さらにこねることで、べたつかない生地になる。
こねる時間が短いと、出来上がった時に歯にくっついてしまう。
5.
1個を50gにちぎり、小判型にあるめて、割り箸で型を入れる。これを25個つくる。

6.
蒸し器に並べ、中火で25分蒸す。

資料提供 : 岩手県 農林水産部 農業普及技術課

菓子

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