宮城県
油麩からあふれる汁とつるつるののど越しのはっとで冬を乗り切る
つゆはっと
「つゆはっと」はすいとんの一種で、小麦粉の生地を薄く延ばしてちぎった「はっと」を汁で煮込んだ料理。醤油か味噌で仕立てられ、「汁はっと」とも呼ぶ。そのおいしさから農民が小麦料理を好むあまり、米をつくらなくなっては困ると殿様が「ご法度」にしたという由来もある。特に宮城県登米地方では、具に名産の油で揚げた麩「油麩」を加えたものが親しまれている。はっと料理を集める「全国はっとフェスティバル」も行われ、2010年で第7回を迎える。年間通して食されるが、「はっと」のおしることともに冬に楽しまれることが多い。
資料提供 : ぐるたび
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