岡山県
春の魚を代表するサワラ料理
サワラのこうこずし
陸揚げされたサワラを使って豊漁を祝い、漁業の安全を願って、明治の中頃から作り始められた。地区の集まりの際などにも良く出される。日生町ではサワラ一尾で、十余種の料理を作ると言われるが、地元では外洋でとれたサワラは「送りもの」といい、「地もの」と区別している。
分量 : 5人前
- 米カップ4杯
- だし昆布10cm角1枚
- 水カップ約4&1/2杯
[ 合せ酢 ]
- 酢大さじ6杯
- 砂糖大さじ3〜4杯
- 塩小さじ1杯
- サワラ切身200g
- 塩小さじ1杯
- 酢カップ1/2杯
- たくあん200g
- アラスカエンドウ100g
- 木の芽少々
- 1.
- 米は洗って、30分以上水につけておき、だし昆布を入れて炊く。だし昆布は煮立つ前に取り出し、炊き上がったら10分くらい蒸らし、すし桶にとる
- 2.
- 合せ酢を作り、炊き上がったご飯にかけてウチワなどであおぎながらよく混ぜてさます
- 3.
- サワラは刺身のように切り、塩をして十分間ほどおいて酢につける。魚の表面が白くなったら引き上げる。つけておいた酢は合せ酢に使う
- 4.
- たくあんを4センチの長さのせん切りにして、もみ洗いし水気を切っておく。アラスカエンドウは塩ゆでし、紅生姜はせん切りにしておく
- 5.
- さましたすし飯に③のサワラ、④のたくあん、アラスカエンドウを混ぜる
- 6.
- 器にすしを盛り、木の芽を飾る
資料提供 : 岡山県郷土文化財団「おかやまの味」