Tokushima
たらいで食べるうどん
たらいうどん
土成町御所は昔から小麦とサツマイモを主に作っていた土地で、うどんは、ハレの日や来客用に食べられるものだった。
たらいうどんは、昭和6年、当時の県知事が旧御所訪問の際に賞味したうどんを「たらいのような器で・・・」といったのが始まりとされる。だしは鮮魚やいりこを使うが、宮川内谷川でとれるじんぞくが美味とされた。じんぞくを使った業者は少なくなったが、臭みをなくすために、白焼きにして使っている。
for 3 persons
- 中力粉400g
- 塩10g
- 水160g
- 卵15g
- うどんつゆ300g
- ねぎ15g
- しょうが9g
- 1.
- 中力粉は、だまがないように、ふるっておく。
- 2.
- 水に卵と塩を入れ、これを中力粉に加える。
少しずつまわし入れながら、ゆびで全体にいきわたらせ、生地がフレーク状になるようにする。 - 3.
- 水が全体にいきわたったら、ひとつにまとめて、つやがでるまで練る。
なめらかになったらラップか、ぬれ布巾をかけて、夏は2時間、冬は3時間から一晩ねかす。 - 4.
- 生地をビニール袋にいれ、足でふんで平たくする。
台の上に打ち粉をして、綿棒に生地を巻き取り、内から外へ押しながら綿棒を転がす。
3〜4mmぐらいの厚さになったら、10cm幅のびょうぶたたみにする。 - 5.
- たたんだ生地を、厚さ、太さを揃えて切っていく。
手を軽く添え、包丁を手前から押し出すようにして切る。
切った麺は、打ち粉をふって、両手でさばき、くっつかないようにする。 - 6.
- たっぷりの湯にうどんをいれ(200gの麺に水3リットルくらい)、箸でほぐすように混ぜ、強火でゆでる。
差し水はせず約12分、うどんの芯に火が通るまでゆでる。 - 7.
- ゆであがった麺は、水洗いせずに、たらいに茹で汁とともにうつす。
めんつゆろ、小口切りにしたネギ、おろしたしょうがを添える。
Information provided by : とくしまの郷土料理