佐賀県
小麦粉の麺の入った素朴な味の郷土料理
だご汁
佐賀で古くから伝わる素朴な味の郷土料理。
麦作の盛んな佐賀県では、白米や茶粥など主食がない時の代用品としても食べてきた。当時の唯一の動物性タンパク質である鯨、ネギ、そして小麦粉を練り上げた素朴な麺が入った具沢山の汁物。
だんごの形や食べる地域で、「つんきりだご」「のべだご」「ひらひぼ」などがある。
突然の来客のもてなしや、慶事の宴会の席で食され、農家では、田植えや稲刈りの時の間食や夜食にもなった。
分量 : 4人前
- さといも(皮付き)200g
- 小麦粉100g
- ごぼう40g
- だいこん120g
- にんじん40g
- しいたけ(生)中3枚
- しめじ40g
- ねぎ20g
- 麦みそ45g
- だし汁3カップ
- 1.
- さといもは皮付きのまま茹でるか、電子レンジで加熱して皮をむく。
つぶして小麦粉を加えてよくこね、混ぜる。 - 2.
- ごぼうはささがきにして水につけ、だいこん、にんじんはたんざく切りにする。
しいたけは3mm厚さに切り、しめじは下を切り落としほぐす。 - 3.
- だし汁で2を煮えにくいものから順に煮て、1を手で伸ばしながら、ちぎっていれ、みそで調味する。
※みその代わりに、しょうゆでも良い。
※鶏肉を入れてもおいしい。
資料提供 : 佐賀県 生産振興部 生産者支援課