長野県
人寄せがあると最高のご馳走
鯉の姿煮(甘露煮)
諏訪の山浦地方では、祝儀・不祝儀を問わず、人寄せがあると各家庭でつくった最高のご馳走だった。
- 鯉(1〜1.5kg)2〜3尾
- しょうが中1個
- すだれ(またはわら・だしこんぶ)
[ A(1尾に対し) ]
- 砂糖1.5〜2カップ弱
- しょうゆ2カップ
- みりん2カップ
- 1.
- 鯉のうろこを包丁の背でこそぎとり、さっと水洗いする。
- 2.
- 鯉は胆のうを破らないように静かに取り除き、味がしみるように裏側に包丁目を2~3カ所入れる。
- 3.
- 鍋に分量の【A】を入れ煮立たせる。
- 4.
- その鍋にすだれかわらを敷き、鯉と厚めにスライスしたしょうがを入れ、中火で3~4時間煮る。(鍋に敷くものはだしこんぶでもよい)
- 5.
- 煮ている間、鯉に味をしみこませるため、鯉が汁にかくれる様に時々さし水をしながら煮る。
- 6.
- 鯉全体につやが出てきたら火を止め、形をくずさない様に取り出し盛りつける。
資料提供 : おいしい信州ふーど(風土)ネット