群馬県
口いっぱいにほおばった子供の頃を思い出す、群馬懐かしの味
焼きまんじゅう
小麦粉にどぶろくを入れ、その麹で発酵した生地を団子状にして串にさし、味噌だれをぬって火にかけ焦げ目をつけて作る。発祥は諸説あるが、150年以上の歴史があり、養蚕業や絹織物業が盛んな群馬県で繊維関係の商工業者間の交流で広まったとされ、初市や花見、夏祭りなどの行事で必ずと言っていいほど屋台にならぶ。最近では味の種類が増え、あん入りの焼きまんじゅうなども見受けられる。焼きまんじゅうの認知を目的に、平成21年に群馬県観光物産課が「焼きまんじゅうガイドブック」を作成した。
分量 : 30人前
[ す 250~300cc ]
- 米麹1/2カップ
- ごはん1カップ
- 小麦粉(薄力粉)1/2カップ
- ぬるま湯2カップ
[ 皮 ]
- 小麦粉(薄力粉)550g
- 砂糖1/2カップ
- 重曹ひとつまみ
[ たれ ]
- 赤味噌150g
- 砂糖300g
- 水150g
- 1.
- 小桶に【す】の材料を混ぜ合わせ、暖かい所に置く。
- 2.
- 30℃位で2~3昼夜ほどたつと表面が「ブツブツ」と泡立ちはじめ 「サー」という音がしてくる。泡が消え米粒が上に浮き上がってきたら、布巾でこし「す」を作る。
- 3.
- 【皮】の小麦粉と重曹をあわせてふるう。
- 4.
- ボウルに【す】250~300cc 、3、砂糖を入れてこね合わせ、耳たぶくらいの固さにこねる。
- 5.
- 1個当たり25g~30gにちぎり、丸めて形を整え、打ち粉をした箱の上に並べてぬれ布巾をかけて発酵させる。
- 6.
- 蒸し器を温める。まんじゅうが2倍くらいにふくれ、指で押してみて弾力があるように皮がふくれてきたら、ぬれ布巾を敷いた蒸し器にまんじゅうを並べる。
- 7.
- まんじゅうの表面がしっとりしてきたら、強火で25分蒸す。
- 8.
- 蒸し上がったら、まんじゅうの底を上にしてざるに広げ、うちわであおぎ、底を乾かす。
- 9.
- 鍋に【たれ】の材料を入れてよく混ぜ、火にかけて木じゃくしで練りながら煮詰める。泡がワッと出たところで火を止める。
- 10.
- まんじゅうを網で焼き、焼き色が少しついたら9をつけ、さらに網でこんがりと焼いたら出来上がり。
資料提供 : 農山漁村の郷土料理百選
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