愛知県
いにしえの味を今に受け継ぐいなり寿し
豊川いなり寿司
いなり寿司は、19世紀の初めごろ、お稲荷さんにお供えしてあった油揚げの中にご飯を詰めてお寿司にしたものが起源とされている。日本三大稲荷の一つである豊川稲荷の門前町として栄えた豊川市でも古くから「いなり寿司」が販売されており、参拝客に親しまれてきた。豊川いなり寿司は、いなり寿司の聖地ともいえる豊川稲荷のお膝元、豊川市内のお店が、いにしえからの伝統をもとに、新しい味わい、工夫をミックスして生み出した古くて新しいご当地グルメなのである。 2009年には「いなり寿司で豊川市をもりあげ隊」という、まちおこしボランティア会も発足。毎月17日を「いいな、いなり寿司の日」と定め、毎年「豊川いなり寿司フェスタ」というイベントも行われている。
資料提供 : ぐるたび