しし鍋(しし汁)

奈良県

伝統的郷土料理

かねてから奈良の山間部に多く生きていた猪を使った体が温まる鍋

しし鍋(しし汁)

イノシシの肉は特有の臭みがあるので、「しし鍋」作りの際は、ゴボウ・ネギ・ミズナ・キクナなどの香味野菜を多く入れ、薬味にショウガ、粉ザンショウなどを使い肉の臭みを消した上、味噌で煮込む。寒い夜には、「しし鍋」を食べると体の芯から温まる。奈良の山間部には昔から猪や鹿、熊など野生動物がたくさんおり、雑木の実などを食して人間と共存してきた。奈良には海が無いため、動物性タンパク源の乏しかった昔は狩猟が盛んで、猪肉・鹿肉は日常的に食べられ、頭数調整にもなっていたといわれる。

資料提供 : ぐるたび

肉

郷土料理

  • 粕汁

    大阪府

    酒どころで広く親しまれる粕汁。体を温めてくれる作用にも期待

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  • ふく料理

    山口県

    伊藤博文「お墨付き」。下関のふく(福)料理

    ふく料理

  • いもたき(東予)

    愛媛県

    磯の香りが楽しめる、あっさり醤油味の鍋

    いもたき(東予)

  • 仙台雑煮

    宮城県

    ハゼの出汁で作る仙台特有の雑煮。風味と野菜の旨味が相性◎

    仙台雑煮

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